生後1か月を過ぎる頃から、赤ちゃんのミルクの量は大体安定してきて、母乳の方もやっと安心してくる頃です。
ただ、赤ちゃんによっては便秘が始まる次期でもあります。
便秘になるとお母さんは、必ず母乳不足ではないかと心配される方がいらっしゃいますが、赤ちゃんの体重が順調に増えていれば母乳不足ではありません。
ただ母乳の質にもよって、お母さんが食べているものに、油脂類や繊維質が不足している場合、稀に便秘を起こしやすくなります。
もしご自分のお食事に疑問があるようなら、助産院や母乳外来などを受診して相談してみることも良い方法です。
その上で赤ちゃんがまだ便秘を起こしている場合、正直、母乳にこだわる必要はありません。
一度粉ミルクを試してみてはいかがでしょうか?
粉ミルクには、腸内環境に必要な栄養素であるオリゴ糖も含まれています。
与えるときも、少し薄めに溶かしたものを用いると便が出やすくなります。
もちろん、母乳で育てることは。赤ちゃんに必要な栄養や免疫力を高めるうえで大変重要であることは確かです。
また、母乳育児による、精神の安定や、親子の絆も大変大切な事です。
しかし、あくまでもそれは健康に育児が出来る範囲でのことです。
決して粉ミルクが手抜きの育児ではないということは理解してください。
大切な育児の為にも粉ミルクは必要なときに適切に与えることは大変望ましいことです。